ニューロゴ XD
MINOLTA XD7 MINOLTA XD-s
2007年5月13日更新
僕の現行主力機のひとつMINOLTA XDには、MINOLTAロゴが2種類あり、小文字のminoltaタイプと大文字のMINOLTAタイプが存在します。言わずと知れた小文字タイプが旧ロゴで、大文字タイプが新ロゴです。
MINOLTA X-7 blackタイプにも新旧ロゴが存在しますが、ニューXシリーズとして、新発売されたX-700、X-70としばらく並売された、X-7
blackと比べ、XDのニューロゴタイプはモデル生産末期と言う事もあって、個数が非常に少ないのです。
一説によると、海外のみの発売で、国内販売分はほとんど無いとの情報もあります。
僕が初めて手に入れたカメラは、minolta XDだったのですが、当時は機械ぽい感じが良くて、シルバータイプにしました。
しかし、カメラ熱が再燃した最近になってXDとCLEのみに奢られたライカ譲りのブラッククロームタイプに興味が募り、コンデションの良いカメラをどうしても1台手に入れたくなり、あちこち中古カメラ店を探しました。
そんな2004年初秋のある日、大阪駅近くの八百富カメラでニューロゴタイプのXD7を偶然発見しました。
裏蓋が旧タイプのクッション式の貼り皮でしかもメモホルダーが外れかかっていたものの、希少品のニューロゴタイプ
結局、希少さに引かれて購入してしまいました。
既に手元にないのでシリアルナンバーは調べようもないのですが、このカメラ、明らかに交換されたとしか思えない裏蓋はともかく、(後でカメラ店に言って修理交換してもらいました。)その他は良好で、家族で出かけた犬山城や、ツインリンクもてぎで行われたロータス50周年記念イベントでは活躍してくれました。
ところがそのわずか1週間後の鈴鹿サーキットで行われた2004年トヨタファン感謝デーで突然故障してしまい、購入した八百富カメラ店に修理を依頼したところ、修理不能と言う事で、泣く泣く手放さざるを得ませんでした。このカメラ、どこからかトレードされて来た裏蓋を除けば良いカメラだっただけに非常に残念です。
結局、このカメラを手放す代わりに、八百富カメラ店で旧ロゴタイプのXDブラッククロームタイプとnewX-700を手に入れたのですが、X-700はともかく、XDの方はややくたびれたカメラで満足ゆく物ではありませんでした。
そんなこんなで、ニューロゴタイプのXDとは縁が無いのかなと諦めかけたある日、またしても八百富カメラ店でニューロゴタイプのXD7を発見したのです。
熟考する事15分
(う〜ん!どこが熟考やねん・・・・)
結局、そのカメラを手にしていました。
シリアルナンバー 2234168のこの子は以来、文句も言わず僕の為に頑張ってくれています。
先に手に入れたXD7と比べるとミラーボックス内の遮光処理方法が異なる等(先に手に入れたカメラのミラーボックスは、X-700と同じ方式でしたが、こちらは従来タイプ)、差はありますが、比較的状態も良いカメラです。
軍艦部(正確にはフィルムカウンター横)に小さな傷がありますが、実用上問題無いので良しとしましょう。
今では、XDシリーズの主力機になっています。
XD7の裏蓋 XD-sの裏蓋
そして2007年3月始め、またしても八百富カメラ店で、不思議なカメラを発見しました。
機種はMINOLTA
XD-sなのですが、メーカーロゴがありません。
ニューロゴタイプのXDはロゴが軍艦部に切削されてないので、気になって確認すると、裏蓋のメモホルダーがISO表示になっています。
間違いない。
ニューロゴタイプだ。
しかし、一度はババをつかまされた店。
ここは慎重に
慎重に・・・
結局、15分後には購入していました。
(こらえ性無いのか?僕は)
いろいろいじくりまわしていたところ、ふいにシャッターの動きがぎこちなくなりました。やっぱりトラブルかと青くなったのですが、数日後触ってみると異常無し。
それでも気になるので近々オーバーホールしようと思っています。
さて、そんなXD-sですが、さすがにロゴ無しは可愛そうなので、ニューロゴタイプの化粧板を作る事にしました。
オリジナル銘板のXD7と コピー銘板のXD-s
幸い、ニューロゴタイプのXD7が手元にあるので、このカメラのロゴ付き化粧板をシリコンゴムで型どりし、ブラックレジンでコピーします。
実物は樹脂製のパーツにしんちゅうメッキを施した上に、ブラッククロームメッキまたは塗装をしてある様です。
まあ、素人細工としては、先の方法で充分でしょう。
何故、ここまでしてニューロゴタイプのMINOLTA XDを手に入れ様と頑張っているのかと言うと、XDというカメラ、電子化はされているものの、デジタル制御ではない為、電装品が新しいほど良いだろうとの判断からです。(あまり根拠はない様ですが・・・・)
そうは言っても既に四半世紀はたったモデルなので無理は利きません。
その点、いまだに、動けば使えるライカの様な機械式カメラとは大違いです。
製造終了後10年たったらメーカー保証も無くなるし・・・・、
それでも、使い勝手が良くて、手放せないのです。
なんとか、原型からの型抜きに成功し、ブラックレジンにてキャスティング。
原型となった化粧板からは、裏に貼り付けてあったモルトプレーン(既にとろけていました・・・)を剥ぎ取り、絞り窓の透明レンズを取り外したので、復旧してXD7に戻しました。
新たに作ったコピー品はやや柔らかいので、あまりぎゅうぎゅうボルトで締め付けるわけには行きません。塗装をすると原型そっくりになりました。
原型同様にモルトプレーンを貼り付け、旧タイプの化粧板から取り外した絞り窓の透明レンズを取り付け、いざ。
さあ。僕の貴重な戦力として頑張って貰うぞ。New XD-s。